一級建築士事務所
土居建築工房

開業までの流れ

 

開業に当たって、三つのことを同時に進めていく必要があります。一つにどのような診療所を創っていくかのソフト面で、開業の目的、将来のビジョンを明確にしておくことです、また保険診療、自費診療をどちらをメインでするかとか、目指す方向によってプラニングに反映されます。
ハードにおいては、開業のスタイルとして、新築するケースは、土地の購入費、建築工事費、診療機器設備等、多額の初期投資が必要になります、メリットとしては土地の制約はあるにしても、ゼロからの自由ななプラニングができ、建物のデザインの差別化によって、歯科医院の存在感を出すことができます。
これに対してテナント開業は立地が好条件の場所での開業ができやすく、初期投資も内装工事と診療機器設備と低く抑えることができますが、存在感はサイン、広告に頼ることになります。
その中間が建て貸しになります、立地もよい場所での可能性が高く、初期投資を抑えることができます。三つめは、避けて通ることのできない資金繰りです。資金計画をたて融資機関との交渉が必要になり、工事の進み度合いで資金を調達しなければなりません。
土地(テナント)が決定後は、建物(内装)のプランニングの検討になります、外観は住宅とは少し違うイメージで、外から待合室や受付の様子がある程度見えることなどの安心して入ることができる建物の環境づくりが必要になります。内部に至っては、患者さんがくつろげる、落ち着ける待合の雰囲気づくり、診察ゾーンおいては患者さんとスタッフの流れを考慮し、スタッフ側としては受付、診察台、X線室、印象、消毒コーナーとの動きを出来るだけシンプルになるよう各スペースをレイアウトする必要があります。歯科医院の設計は特殊で難易度が高く、後々クレームになりかねない要素がたくさん潜んでいます、内部空間のデザイン、診察ユニットへの設備配管、電気系の配線、X線室の防護、印象、消毒、技工コーナーの造付家具の設計及び諸器械への電源配置と、経験とノウハウが必要になります。これらの要素を総合的に建築模型、3Dによる検討、打合わせを繰り返して完成へ導いていきます。
基本計画が決まると、工事費の見積のための実施設計を進めます、予算を切り詰めれる所、将来的に出来るところなどを調整して図面を完成させます、その後数社の施工業者に見積りを出してもらいます。数社の競争見積りにより工事金額は1割以上は違ってきますので、設計士に依頼することの大きなメリットの一つです。提出した見積書を検討の上、工事業者を決めていきます。
工事契約後は、規模、構造にもよりますが4~6ヶ月の工期で工事が始まります、基礎から始まり各工事においての構造的、施工精度等の監理をして完成へとすすんでいき、建築の完了検査を済ませます。
最後に、医療機器搬入と保健所の諸手続きを済ませませ、開業の運びとなります。

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